【実施報告】登戸平和研究所教育資料館見学会

 9月26日、杉並区地域支部行事として「生田キャンパス平和教育登戸研究所資料館」とそれにまつわる「旧陸軍科学研究所登戸実験場として開設された関連施設」の見学会を行いました。
当日は西部支部の野球明早戦観戦行事もありましたが、参加者12名、佐藤西部支部支部長もお見えになり見学しました。
(畠中地域支部長も参加予定でしたが、和歌山国体の役員対応で、急きょ不参加となりました)
戦後70年の節目に当たり、社会的に戦争と平和を考える取り組みが行われています。この機に、中野キャンパス見学会、和泉キャンパス図書館見学会に続く第3弾として実施したものです。また、西部支部の協賛事業として各地域支部からも参加していただきました。
 見学会は山田館長(文学部教授)の案内で関連施設を見て回り、資料館で懇切丁寧な説明をうけ、より理解を深め驚きをもって展示室をまわりました。旧陸軍科学研究所は、秘密戦の為の兵器、資財の研究。開発で電波兵器の開発、偽札の製造、カセット式水質浄化器、風船爆弾、植物を枯らす細菌兵器などを研究しており、風船爆弾は私たちが想像していたのと大きく違い、ち密に計算されて制作され、その技術の高さに驚かされました。
 最近まで旧陸軍科学研究所はその存在ですら知らされておらず、貴重な戦争遺跡です。 近年高校生を中心に調査され最近になって注目されるようになりました。
 この資料館は2010年に開設されました。私たちは知られざる歴史、戦争の暗部の解明を展示物、戦跡を通じて、平和に対する思いを後世に語り継ぐ大切さを学んだ1日でした。

(報告:和田英昭)

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